こんにちは。
「ちーちゃんですけどもっ」です。
ちいちゃんは何度か倒れてから、体に麻痺が残ったような状態になりました。
以前は少し支えてあげれば歩くこともできていたのですが、最近は自分で立ち上がることが難しくなり、寝て過ごす時間がほとんどになっています。
そして、寝たきりになってから驚いたのが、筋肉が落ちるスピードの速さでした。
少し前まであったはずの後ろ足やお尻の筋肉が、短期間で細くなっていくのが目に見えて分かりました。
高齢で全身麻酔の負担も大きいため、かかりつけの獣医師と相談しながら、その時々の体調に合わせた介護をしています。
動けなくなると、なぜ筋肉が急に落ちるの?
ワンちゃんの筋肉は、立つ、歩く、姿勢を保つといった日常の動作によって維持されています。
ところが、病気や麻痺、関節の痛み、加齢などによって動く時間が減ると、筋肉を使う機会も一気に少なくなります。
特に寝たきりのワンちゃんは、自分の体重を足で支える動作がほとんどなくなるため、後ろ足、お尻、背中などの筋肉が目立って細くなることがあります。
また、シニア犬の場合は、加齢によって筋肉が減りやすくなっているところに、病気や寝たきりの状態が重なるため、筋力低下がより早く進むことがあります。
筋肉が落ちることで起こりやすいこと
- 自分で立ち上がることが難しくなる
- 座った姿勢を保てなくなる
- 首や体を支えにくくなる
- 寝返りが打てなくなる
- 関節が硬くなりやすくなる
- 排尿や排便の姿勢を取りにくくなる
- 骨が出ている部分に床ずれができやすくなる
- 食事をするときの姿勢を保てなくなる
筋肉が落ちると、さらに動けなくなり、動けなくなることでまた筋肉が落ちていくという悪循環になることがあります。
ただし、寝たきりのワンちゃんに無理に立たせたり、歩かせたりすればよいというものではありません。
痛みや呼吸状態、心臓、腎臓、神経の状態などによって、できることはそれぞれ違います。まずは獣医師に相談したうえで、その子に合ったケアを考えることが大切です。
寝たきりのワンちゃんに家庭でできること
① 短い時間でも体を起こしてあげる
ちいちゃんも、一日のほとんどを横になって過ごしています。
それでも、体調が比較的落ち着いているときには、胸やお腹を支えながら上半身を起こしてあげることがあります。
ほんの短い時間でも体を起こすと、ちいちゃん自身も周りを見たり、表情が少ししっかりしたりすることがあります。
ただし、無理に座らせる必要はありません。
首がぐらぐらする、呼吸が苦しそう、嫌がる、震える、痛そうにするなどの様子がある場合は、すぐに楽な姿勢へ戻してあげます。
・胸やお腹を締めつけない
・首が不自然に曲がらない
・体の大きさに合っている
・滑りにくく、洗いやすい
・長時間同じ姿勢に固定しない
② 足の曲げ伸ばしは、必ず無理のない範囲で
自分で足を動かせない状態が続くと、関節が硬くなり、足を曲げたり伸ばしたりしにくくなることがあります。
獣医師から許可が出ている場合は、足を優しく支え、ゆっくりと曲げ伸ばしをする方法があります。
大切なのは、強く引っ張らないこと、勢いをつけないこと、痛がるところまで動かさないことです。
麻痺の原因や関節の状態によっては、動かすことが適さない場合もあります。自己流で始めず、できれば動物病院で実際の動かし方を教えてもらうと安心です。
・足を触ると強く嫌がる
・鳴く、噛もうとする
・関節が腫れている、熱を持っている
・発作や失神の直後である
・呼吸が速い、苦しそうにしている
・獣医師から安静を指示されている
③ 立位補助は「歩かせるため」だけではない
歩くことが難しくなったワンちゃんには、介護用ハーネスや歩行補助ベルトを使って、胸やお腹、お尻を支える方法があります。
補助具は歩行練習だけでなく、排尿や排便の姿勢を支えたり、短時間だけ四本の足を床につけたりするときにも役立ちます。
ちいちゃんの場合も、自分だけで体を支えることは難しいため、体を起こすときには必ず人の手で支えています。
ただし、完全に力が入らない子を長時間つり下げるような使い方は、胸、お腹、脇、股などに負担がかかることがあります。
その子の体形と状態に合ったサイズを選び、最初は短時間から使用します。
④ 同じ場所に圧がかからないようにする
寝返りを打てないワンちゃんは、肩、肘、腰、お尻、かかとなど、骨が出ている部分に体重が集中しやすくなります。
長時間同じ場所に圧がかかり続けると、皮膚の血流が悪くなり、赤み、擦れ、傷、床ずれにつながることがあります。
体圧を分散できる介護マットを使用し、その子の体調や寝具に合わせて体の向きを調整します。
体位変換の適切な間隔は、体格、栄養状態、皮膚の状態、マットの性能などによって変わります。「必ず何時間おき」と一律に決めるのではなく、獣医師と相談しながら調整してください。
寝返りをさせるときは、足だけを持って急にひっくり返さず、頭、首、胸、腰を支えながら、体全体をゆっくり動かします。
⑤ タオルやクッションで姿勢を安定させる
丸めたタオルや細長いクッションを背中側に置くと、体が後ろへ倒れるのを防ぎやすくなります。
前足と後ろ足の間に薄いクッションを挟むと、足同士が擦れるのを防げることもあります。
ただし、顔がクッションに埋まったり、胸やお腹が圧迫されたりしないよう、呼吸の様子をこまめに確認します。
⑥ 滑り止めを使う
まだ少し足に力が入るワンちゃんでも、床が滑ると踏ん張れず、立ち上がることが難しくなります。
フローリングの上には滑り止めマットやヨガマットなどを敷き、足先が滑らない環境を作ります。
汚れた部分だけ洗える、つなぎ合わせ式のマットも介護中には便利です。
⑦ 皮膚を清潔で乾いた状態に保つ
寝たきりになると、尿や便が体につきやすくなります。
濡れたおむつやシーツが長時間皮膚に触れていると、かぶれや皮膚炎、床ずれの原因になることがあります。
排泄後はできるだけ早く交換し、ぬるま湯やペット用の清拭用品で優しく汚れを落とします。
ゴシゴシ擦らず、洗った後は水分を押さえるように拭き取ります。
⑧ 食事と水分を見直す
筋肉を維持するためには栄養も大切ですが、高齢犬や持病のあるワンちゃんに、自己判断で高たんぱくな食事やサプリメントを増やすことはおすすめできません。
特に腎臓、心臓、肝臓などに持病がある場合は、必要な栄養の内容が健康な犬とは異なることがあります。
ちいちゃんにも腎臓の問題があるため、食事については腎臓への負担も考えながら選んでいます。
食べる量が減った、飲み込みにくそう、むせる、体重が急に減ったという場合は、早めに動物病院へ相談してください。
寝たきり介護で役立つグッズ
実際に介護をしていると、便利なグッズがひとつあるだけで、ワンちゃんだけでなく飼い主さんの体の負担もかなり変わります。
1.体圧分散タイプの介護マット
柔らかすぎて体が沈み込むものより、体を支えながら圧を分散できるものが使いやすいことがあります。
防水カバー付き、丸洗い可能、替えカバーを購入できるものは、排泄の介護にも便利です。
2.介護用ハーネス・歩行補助ベルト
立ち上がり、移動、排泄の姿勢を支えるときに役立ちます。
前足用、後ろ足用、全身用などがあるため、どの部分に力が入らないのかを確認して選びます。
3.防水シーツ・洗えるペットシーツ
寝床全体を汚れから守るために、防水シーツをマットの上に敷いておくと安心です。
使い捨てシーツだけでなく、ずれにくい洗えるタイプを組み合わせると交換しやすくなります。
4.姿勢保持クッション
体の横に添えて姿勢を安定させたり、足の間に挟んで擦れを防いだりできます。
専用品がない場合は、バスタオルを丸めて代用することもできます。
5.滑り止めマット
立つ練習や排泄介助を行う場所に敷いておくと、足先が滑るのを防ぎやすくなります。
6.持ち手付きの移動マット
寝ている姿勢のままワンちゃんを移動させられるマットは、体の大きな子や、首や腰を安定させて運びたいときに便利です。
飼い主さんが抱き上げる回数を減らせるため、腰への負担軽減にもつながります。
こんな変化があったら動物病院へ
- 急に立てなくなった、足を引きずるようになった
- 麻痺やふらつきが急に強くなった
- 足や背中を触ると強く痛がる
- 呼吸が速い、苦しそう、舌の色がおかしい
- 食事や水を飲み込みにくそうにする
- むせる、咳が増えた
- 尿が出ない、極端に少ない
- 皮膚に赤み、腫れ、傷、ただれがある
- 体が熱い、または冷たく感じる
- 意識や反応がいつもと違う
特に、突然の麻痺や立てない状態は、神経、脊髄、血流、関節、痛みなど、さまざまな原因で起こる可能性があります。
「もうシニアだから」と決めつけず、急な変化があった場合は動物病院へ相談してください。
筋肉を戻すことだけが介護の目標ではない
ちいちゃんの筋肉がどんどん細くなっていく姿を見ると、飼い主としては、どうにかして元に戻してあげたいと思ってしまいます。
以前のように立ってほしい。
もう一度歩いてほしい。
少しでも筋肉をつけてほしい。
もちろん、その気持ちは今でもあります。
でも、17歳のちいちゃんにとって、本当に大切なのは、無理をして以前の状態に戻すことだけではないのだと思うようになりました。
痛くないこと。
苦しくないこと。
清潔な寝床でゆっくり眠れること。
ご飯を食べられること。
外の空気を感じられること。
飼い主のそばで安心できること。
立てなくなっても、歩けなくなっても、ちいちゃんの毎日は続いています。
できなくなったことだけを見るのではなく、今できることや、ちいちゃんが気持ちよさそうにしている時間を大切にしたいと思っています。
介護グッズや人の手を借りながら、その子にとって苦痛の少ない姿勢や、安心して過ごせる方法を一緒に探していくことも、大切な介護なのだと思います。
飼い主さんも、すべてを完璧にしようとしなくて大丈夫です。
便利なものは使い、動物病院や家族にも相談しながら、ワンちゃんと飼い主さんの両方が続けられる介護を探していきましょう。
今日もちいちゃんは、ゆっくり、ゆっくり過ごしています。
これからも、その日のちいちゃんに合わせながら、できることを続けていきたいと思います。
※この記事は、ちいちゃんの介護経験をもとにした一般的な情報です。麻痺や筋力低下の原因、適切な運動や体位変換の方法はワンちゃんごとに異なります。治療やリハビリ、食事の変更については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
♡ ちーちゃんを応援する(いいね)
いきなり暑くなってきましたね。
電気代のかかる季節ですが、わんこのクーラー代の
為にも頑張っていきましょう。
皆さんも熱中症にきをつけてね
ご要望やご感想も良かったらちーちゃん窓口にお寄せ下さいですけどもっ🐾






コメント
コメント一覧 (2)
食べなくなると急激に痩せて毛づやも悪くなる。
手足だけでなく毛も細く弱くなっていく。
それでも可愛かったです。
ちーちゃんも可愛いですね。
何でもいいから食べてくれたら嬉しいです。
ちーちゃん、元気復活して走り回るところ見せてよ!
また飼い主にブチぎれてるところみせてね!
おます
が
しました
ご飯食べて偉いね!!
キッスも逃げられて凄いね!!
飼い主的にはショックだけれど…(涙)
おます
が
しました