こんにちは。
「ちーちゃんですけどもっ」です。
今回は、シニア犬を介護する飼い主さんの心と体の負担について書きたいと思います。
シニア犬の介護は、案外孤独を伴います。
人間の介護ほどではないと思われるかもしれませんが、大型犬になれば、人間の介護と同じくらいの労力が必要になることもあります。
ちいちゃんのような小型犬でも、やはり毎日の介護は疲れます。
愛犬のことが大切ではないから疲れるのではありません。
大切だからこそ、心配して、頑張り続けて、疲れてしまうのだと思います。
シニア犬の介護で眠れなくなること
特に、夜中の徘徊や夜泣きがある場合は、飼い主さんの負担はとても大きくなります。
ちいちゃんには今のところ激しい徘徊や夜泣きはありませんが、完全に麻痺しているわけではないものの、自分で寝返りを打つことが難しくなっています。
そのため、数時間おきに起きて寝返りをさせたり、おしっこが出たらおむつを交換したりしています。
一晩中まったく眠れないわけではなくても、まとめて睡眠を取ることが難しくなりました。
また眠っている間に、ちいちゃんの体調が悪化するのではないか、また倒れるのではないか、亡くなってしまうのではないかという不安もあります。
体は横になっていても、精神的にはずっと緊張していて、なかなか休むことができません。
愛犬を見守りながら眠る生活では、体だけではなく、心も休みにくくなります。
家族の手を借りられない方や、一人暮らしで介護をしている方は、社会から断絶されたように感じ、孤独や孤立を感じることもあると思います。
「かわいい愛犬の介護なのだから、弱音を吐いてはいけない」
「介護できることを幸せに思わなければいけない」
そう思ってしまう方もいるかもしれません。
もちろん、飼い主さんはみんな、できるだけ愛犬のお世話をしてあげたいと思っているはずです。
しかし、飼い主さんも人間です。
疲労を感じたり、寂しくなったり、孤独を感じたりすることは、決して悪いことではありません。
ここからは、私がちいちゃんを介護する中で感じたことや、個人的に実践していることを書いていきます。
同じようにシニア犬の介護をしている方の参考になれば嬉しいです。
① 寂しさや疲労を感じるのは当たり前
まず一番大切なのは、飼い主さんが寂しさや孤独、疲労を感じることは当たり前だと認めることだと思います。
「愛犬が生きてくれているのだから、介護するのは当たり前」
そう考えることは決して間違いではありません。
ただ、真面目な人ほど、優しい人ほど、この「当たり前」という言葉で自分を追い詰めてしまうことがあります。
どれだけ愛していても、眠れない日が続けばイライラすることもあります。
何度もおむつを替えたり、抱き起こしたり、汚れた寝具を洗ったりしていれば、大変だと感じるのは当然です。
その気持ちを無理に否定すると、さらに自分を追い詰めてしまいます。
愛犬を大切に思う気持ちと、介護がつらいと感じる気持ちは、同時にあっていいと思います。
最終的にワンちゃんへ強く当たってしまわないためにも、まずは自分が疲れていることや、孤独を感じていることを認めることが大切です。
「無理をしないで」と言っても、実際には無理をしなければならない状況もあります。
それでも、せめて自分自身にまで「もっと頑張らなければ」と言い続けないようにしてほしいと思います。
② 孤独感や孤立を少しでも減らす
一人で介護をしていると、外出する機会が減ります。
私も外でしていた仕事がリモートになり、ちいちゃんから目を離せない生活になったことで、社会から断絶されたように感じることがありました。
その時にいろいろ調べていて、人が感じる「孤独」と、社会とのつながりが少なくなる「孤立」は少し違うという考え方を知りました。
一人でいること自体が悪いのではなく、誰とも話さず、人の気配も感じない状態が続くことが、心にはつらいのだと思います。
ワンちゃんをカートに乗せて外へ出られるのであれば、なるべく近所を散歩し、人と挨拶をしたり、少し話をしたりすることをおすすめします。
外へ長時間出ることが難しくても、カフェなどに行ける状況であれば、人がいる空間に少し身を置くだけでも気分は変わると思います。
店員さんと少し会話をするだけでもいいのです。
ちいちゃんから目を離すことはできませんが、私はなるべくちいちゃんをカートに乗せて長めに散歩をし、近所の方や犬友達と交流を持つようにしました。
それが難しい日は、友達に電話をするようにしています。
③ 人の助けを必ず借りる
家族に頼れる場合は、短い時間でも介護を代わってもらうことが大切です。
家族に頼れない方は、友達や信頼できる人に今の状況を話し、家に来てもらったり、電話で話を聞いてもらったりすることも必要だと思います。
私は、ちいちゃんが倒れた時に本当に孤立してしまい、強い孤独感を覚えました。
その時、フォロワーの皆さんから連絡をいただいたり、コメントで交流していただいたことが本当に嬉しかったです。
仲良くなった方や友達にも素直にお願いし、電話で話を聞いてもらったり、LINEをしてもらったり、家に来てもらうようになりました。
私はもともと、人に助けを求めることがあまり得意な性格ではありません。
それでも、ちいちゃんが倒れた時に連絡をくれた友達がいたことは、本当にありがたかったです。
遠くにいても、私やちいちゃんのことを心配してくれている人がたくさんいると分かり、心がとても救われました。
SOSを出せば、助けてくれる人は思っているよりもいるのだと思います。
介護そのものを代わってもらえなくても、話を聞いてもらうだけで心は違います。
友達が大丈夫であれば、少しだけでも家に来てもらうと、人の気配を感じることができます。
誰かに助けてもらうと、「今度その人が困った時には、自分ができることを返していこう」と自然に思えるものです。
助けてもらうことは、迷惑をかけることではなく、人とのつながりを作ることでもあるのだと思います。
④ 金銭的な負担も無視できない
シニア犬の介護では、金銭的な負担も非常に大きくなります。
どれだけ準備をしていても、長生きしてくれたからこそ、お金がかかるという現実があります。
ちいちゃんも、15歳、16歳頃までは、今ほど大きなお金はかかりませんでした。
しかし17歳になり、いろいろな病気が一気に見つかり、体調がガタガタと崩れてきた時に、数か月単位で医療費や介護用品のお金が一気に必要になりました。
お金の問題はとてもセンシティブで、人に話すことにも勇気がいります。
ただ、信頼できる家族や知人から一時的に借りることができるのであれば、それもひとつの方法だと私は思っています。
もちろん、返せる見込みや相手との信頼関係を考えることは必要です。
それでも、愛犬と過ごせる時間は、あとからお金で取り戻すことができません。
今しかできない治療や介護があり、信頼をもとに助けを借りられるのであれば、見送った後に少しずつ返していくという考え方もあってよいのではないかと、個人的には感じました。
私もちいちゃんのために、皆さんからたくさんの支援をいただき、今なんとか介護を続けることができています。
支援していただくことを当たり前だとは思っていません。
だからこそ、自分自身もこれからいろいろなことを頑張り、別の形でも恩返しをしていきたいと思っています。
⑤ 外へ出られない時は、人の声を聞く
どうしても家から出られない方や、近所付き合いが難しい方もいると思います。
そのような時は、動画やラジオ、ポッドキャストなどで、人の声を聞きながら介護をするのもよいと思います。
自己啓発の動画や、大好きなYouTuber、好きな芸能人のラジオなど、内容は何でも構いません。
誰かが話している声をラジオ代わりに流しながらお世話をするだけでも、完全に一人きりでいる感覚が少し和らぐことがあります。
愛犬をどれだけ愛していても、愛犬は人間の言葉で会話をすることはできません。
ワンちゃんがそばにいてくれることは大きな支えですが、人間は人とのつながりを必要とする生き物でもあります。
孤立してしまった心は、やはり人とのつながりによって癒される部分があるのだと思います。
愛犬を介護する飼い主さんへ
シニア犬の介護は、幸せな時間だけではありません。
愛犬と一緒にいられることが嬉しい日もあれば、先のことが怖くて泣いてしまう日もあります。
眠れず、疲れ切ってしまい、「もう無理かもしれない」と感じる日があってもおかしくありません。
それでも、今日までお世話を続けていること自体が、その子を大切に思っている証拠だと思います。
すべてを一人で抱え込まないでください。
家族、友達、動物病院、近所の方、SNSでつながっている人など、話せる人に少しずつ話してください。
困ったことや、つらいこと、誰にも言えないと思っていることがあれば、ちーちゃんのブログやInstagramのDM、コメントなどに書いていただいても大丈夫です。
すぐにすべてを解決することはできなくても、同じような思いをしている人同士で話すことで、孤独が少し和らぐこともあると思います。
同じようにシニア犬の介護で悩んでいる方、大変な思いをしている方は、ぜひご連絡ください。
飼い主さんが倒れてしまうと、愛犬のお世話も続けられなくなります。
だからこそ、愛犬を大切にするのと同じように、飼い主さん自身の心と体も大切にしてほしいと思います。
愛犬を愛していても、介護につらさを感じることはあります。
疲れた時は、疲れたと言っていい。
寂しい時は、誰かに寂しいと言っていい。
一人だけで頑張らなくても大丈夫です。
今日もちいちゃんと一緒に、ゆっくり、ゆっくり過ごしていきたいと思います。
※強い不眠や気分の落ち込み、食事が取れない状態などが続いている場合は、飼い主さん自身の医療機関や相談窓口にもご相談ください。また、愛犬の介護方法については、かかりつけの獣医師と相談しながら、その子とご家庭に合った方法を選んでください。
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