ちいちゃんですけどもっ
ハイシニア犬の幸せと飼い主の幸せ
介護の孤独を抱えながら思うこと
ちいちゃんは、おかげさまで17歳半を迎えることができ、ハイシニアの領域まで来ることができました。
今のちちゃんを見ると、「つい最近まで動けたな」とか、「昔は本当にボール遊びが大好きで、走り回ったな」なんてことを、たまに思い出します。
17歳という年齢を考えれば、本当によく頑張ってくれたと思います。
たくさん楽しいことがありながら、ここまで生きてくれて、今も頑張っているちーちゃんに敬意を示しながら、ハイシニアになった後の生活、シニア犬にとっての幸せとは何か、また飼い主にとっての幸せとは何かなどを考えていきたいと思います。
シニア犬の介護は、思っていた以上に手がかかる
シニア犬の介護は、大型犬、小型犬にかかわらず、非常に手がかかるものだと思いました。
時間はもちろんですが、お金もかかり、飼い主さんが付きっきりになるケースも少なくないと思います。
また、飼い主さん自身が外で働かなければならない状況で、ワンちゃんを置いていかざるを得ない方もたくさんいると思います。
それは飼い主さんや家庭の事情がそれぞれにあるので、誰かがどうこう言う権利はありません。
またそれぞれに孤独や大変さがあると思います。
家にいながらちーちゃんを見ていられることは幸せに感じる一方で、社会と切り離されたような感覚になり、孤立感を覚えることもあるのが事実です。
人間というのは、非常に厄介な生き物です。
愛犬が長く生きてくれれば、生きてくれた分だけうれしい反面、手間がかかるとイライラすることもあります。
また、人間は社会的な生き物なので、社会から離れることで孤独を感じることもあります。
そういったすべてのことを否定せずに、それでも愛犬とゆっくり寄り添っていく道を、やはり考えていかなければいけません。
みんな、シニア犬の介護は初めて
飼い主さんも十何年間、飼い主をやってきたとはいえ、シニア犬の介護は初めてという方が多いと思います。
私も皆さんの意見を参考にしながら、毎日頑張っています。
その中で気づいたことなどはブログにまとめていますので、過去の記事も参考にしていただきたいと思います。
何よりも、飼い主さんが孤独になったり、精神的に不安定な気持ちになったりすることは、当然のことだと思います。
いつどうなるか分からないちいちゃんを見ていると、気が休まる日がありません。
飼い主さんにも、休む時間が必要
確かに、それも飼い主さんの責任ではあります。
それでも、友人や家族の手を借りられる人は借りて、見てもらう時間も必要なのかなと思います。
思い切って見てくれる人にお願いしたり、信頼できる獣医さんなどに預けられたりするときは、自分を責めずに、思い切って一日遊んでみるのも一つの方法だと思います。
いつどうなるか分からない状況で、付きっきりで見ていることは、精神的に非常に気持ちが持っていかれます。
まず、飼い主さんの健康がなければ、ワンちゃんを見ることができないということも事実です。
常に気持ちは一つにあるので、自分が出かけたり、楽しんだりすることを、まずは責めないでください。
そのうえで、自分がリフレッシュできたら、人間というのは愛情をかけられた分、愛情をかけてあげられるものだと思います。
その分を、しっかりとワンちゃんに還元していければよいと思います。
できることを、できる範囲で
何よりも重要なことは、できることをやるしかなく、できないことはやらずに、他人と比べても仕方がないということだと、私は思っています。
お金や時間があれば、やれることは確かに増えますが、みんながみんな同じようにやれるわけではありません。
やれる人はやればよいと思うし、やれない人はやらなくてもよい。
その代わり、一番重要なのは、やはり愛情なのだと思います。
本当に、最後は愛情だと思います。
イライラすることもあるかもしれません。
それでも最後は抱きしめて、
「大好きだよ」
「生きてくれてありがとう」
と言いながら、優しく撫でる。
意外と、その時間は忙しくなると、おざなりになってしまいます。
私も、「意外とちいちゃんに触れていないな」「抱っこしていないな」と思うことがありました。
今は、たくさんたくさん触って、たくさんたくさん「大好きだよ」と言い、ちいちゃんに触れることを心がけています。
それは、どんな病気の処置にもかなわないことなのかなと思います。
当たり前のことかもしれませんが、皆さんも、よかったら参考にしてみてください。
皆さんの応援は、本当にちいちゃんに届いています。
だから、私も頑張れます。
どうか引き続き、温かく見守っていただければと思います。
シニア犬の介護と飼い主さんの心について
シニア犬の介護で飼い主さんが疲れたり、孤独や不安を感じたりすることは、愛情が足りないからではありません。
米国動物病院協会のシニアケア指針でも、シニア期のペットを介護するためには、時間、忍耐、お金、精神的・身体的な力が必要になり、飼い主さんに「介護者負担」が生じる場合があるとされています。
つまり、「大切だから頑張りたい」という気持ちと、「疲れた」「つらい」「少し離れたい」という気持ちが同時にあることは、決しておかしなことではありません。
ワンちゃんの幸せは「できることの多さ」だけでは決まりません
シニア犬の生活の質を考えるときは、歩けるかどうかだけではなく、痛みや苦しさが抑えられているか、落ち着いて休めているか、食事や水分を取れているか、排泄ができているか、好きな人との触れ合いを楽しめているかなど、いくつかの面を合わせて考えます。
昔のように走れなくなっても、飼い主さんの声を聞くこと、優しく撫でてもらうこと、抱っこされること、外の空気や匂いを感じることが、その子にとって大切な楽しみになっている場合があります。
「何ができなくなったか」だけではなく、「今も何を心地よいと感じているか」を探してあげることも、ハイシニア犬の幸せにつながるのだと思います。
飼い主さんが休むことも介護の一つ
介護を一人だけで抱え続けると、睡眠不足や緊張が積み重なり、心身の余裕がなくなってしまうことがあります。
家族や友人、かかりつけの動物病院、訪問診療、ペットシッターなど、信頼できる人やサービスに一時的に任せることは、ワンちゃんを見捨てることではありません。
飼い主さんが食事を取る、眠る、外に出る、誰かと話すといった時間を確保することは、その後も穏やかに介護を続けるために必要なことです。
毎日の状態を簡単に記録する
長い時間を一緒に過ごしていると、少しずつ起きている変化に気づきにくくなることがあります。
食事、水分、排泄、睡眠、呼吸、痛そうな様子、表情、好きなことへの反応などを簡単に記録しておくと、体調の変化を獣医さんへ伝えやすくなります。
一日ごとの状態だけで判断せず、「良い日とつらい日のどちらが多いか」を振り返ることも、今後のケアを考える一つの目安になります。
動物病院へ相談してほしい変化
急に呼吸が苦しそうになった、意識を失った、けいれんした、何度も吐いた、強い痛みが続いている、水分を取れない、尿が出ない、立てない状態が急激に悪化したなどの変化がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
介護方法や食事、水分、薬の調整についても、自己判断だけで変更せず、その子の病気や状態を把握している獣医さんに確認することが大切です。
できることは、それぞれ違います。
たくさん治療を受けさせることだけが愛情ではありません。
そばにいること、声をかけること、優しく触れることも、その子にとって大切なケアなのだと思います。
今日も、大好きだよ。
生きてくれてありがとう。
※この記事について
この記事は、ちいちゃんとの暮らしを通して感じた個人的な経験と、獣医療機関などが公開している情報をもとにまとめています。病気の診断や治療、介護方法はワンちゃんによって異なります。心配な症状がある場合は、かかりつけの獣医師へご相談ください。
参考資料
- AAHA「2023 Senior Care Guidelines for Dogs and Cats」
- AAHA「Managing the Caregiver Burden」
- AAHA「How to Assess Your Senior Pet’s Quality of Life」
- AAHA「Tools for End-of-Life Care」
- AAHA「Palliative Care or Hospice?」
- VCA Animal Hospitals「Behavior Changes and Pain in Aging Dogs」
- PubMed「Caregiver burden in owners of dogs with chronic illness」
ちーちゃんの介護や食事で気になったもの
シニア犬の歩行を支える介護用品や、
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歩く力をやさしく支える介護用ハーネス
シニア犬になると、立ち上がる時や歩く時に身体を支える必要が出てくることがあります。 お散歩や排泄時の補助、足腰が弱くなったワンちゃんの身体を支える時に使える介護用ハーネスです。
※サイズや使い方がワンちゃんの身体に合うか確認し、無理に引き上げず、身体をやさしく支えながら使用してください。
食べる力が落ちた時の腎臓サポートリキッド
固形のごはんが食べにくくなった時や、食事量が落ちてしまった時に使われる犬用の食事療法食です。 腎臓病のワンちゃんに与える場合は、自己判断だけで決めず、かかりつけの獣医師さんへ相談してください。
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コメント
コメント一覧 (2)
健康的に長生き出来るとこうなるんですね。
飼い主様の心身の疲労は私には想像もつかないですが、ここまで一緒に過ごせるのを羨ましく思います。
身動きが取れなくても食欲があるのは本当に偉いです。
私のウエスは食欲が最初になくなったので…。
ちーちゃん、元気なところもっと見たいよ。
無理せず頑張ってね!
おます
が
しました
小型犬なのがありがたい笑
私も絶賛介護中です!!
お互い気張りましょう笑笑
おます
が
しました